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ユーザー層を価値観、情報感度の観点からセグメントするイノベーター理論

イノベーター理論をご存知でしょうか?

約60年前にスタンフォード大学教授、エベレット・M・ロジャース氏により提唱され 消費者行動を理解する上で重要な理論です。

新しい製品・サービスがローンチされた際、市場での普及過程において 興味関心を持ち実際に採用(=購入・利用)するユーザー層を時間の経過別に5つに分類します。

当社ではそれぞれの価値観、「情報感度」の高い・低いそれぞれユーザー層のセグメントと解釈しています。

この5つそれぞれのセグメント層がどの程度の割合で存在するかを示すグラフと併せて
概要を解説します。


1. イノベーター(Innovators)|情報感度:極めて高い


■特徴  リスクを恐れず新しい物事好きな価値観を持ち、最も早い段階において
新製品・サービスを購入・利用する層

 ●新しい情報へのアンテナが最も高い  
 ●ニッチな情報源や海外発のトレンドにもアクセス
 ●リスクを許容し、未完成なプロダクトにも投資する
 ●開発者や業界キーパーソンと直接つながっていることも多い


■ 価値観、情報感度の観点

  • 「情報探索者」であり、情報供給側にもなる
  • 一次情報に価値を置き、“誰よりも早く知る”ことが自身のベネフィット


2. アーリーアダプター(Early Adopters)|情報感度:高い

■特徴 イノベーターに続き、新製品・サービスを購入・利用する層

●新技術やサービスを積極的に受け入れつつ、社会的に影響力が強い
●理論よりも「ビジョン」「概念」への共感で採用を決める
●イノベーターよりはリスクに慎重だが “早めの採用者”

■価値観、情報感度

●情報選別力が高く、トレンドの本質を見抜く
●周囲への発信力があり、「流行の起点」になりやすい
●プロモーションの成否を左右する鍵の層


3. アーリーマジョリティ(Early Majority)|情報感度:中〜やや高め

■特徴:相対的に新製品・サービスを早い段階で購入・利用するが、
周囲の意見をふまえ総合的、慎重に判断する

●慎重さと実利を重視
●社会的証明(口コミ、レビュー、導入実績)によって採用を判断
●トレンドに遅れたくはないが、最先端には行かない層


■価値観、情報感度

  • 大量の情報から「信頼できる情報源」だけを精査
  • 製品の成熟度やコスパを求める
  • 彼らが動くと市場は一気に大きく拡大する


4. レイトマジョリティ(Late Majority)|情報感度:低め

■特徴:相対的に新製品・サービスが普及している段階で購入・利用する層
周囲の意見に左右され、新しい物事に抵抗があり保守的な傾向がある

●新しいものに懐疑的
●コスト・リスクを避け、周囲の常識や“仕方なく”の採用が多い
●社会全体が採用して初めて動く

■価値観、情報感度

●新情報へのアクセスは遅く、既存メディアを信頼
●「周囲が使っている」ことでやっと安心する

5. ラガード(Laggards)|情報感度:非常に低い

■ 特徴:最も遅い段階で新製品・サービスを購入・利用する層
非常に保守的な考えを持ち、新しい物事に抵抗があり、ターゲット層として
除外される場合が多い

●最後まで変化を避ける
●古い価値観や既存の慣習を重視
●新技術への信頼がほぼない

■ 価値観、情報感度

●新しい情報を積極的に取得しない
●必要に迫られる(旧製品が存在しなくなる等)まで採用しない
●マーケティングの主対象にはなりにくい


新規事業展開にあたり、どの層をターゲットとするかは戦略次第ですが

各層それぞれ性別・年代層が混在しており、デモグラフィックとは異なる

価値観、情報感度をベースにしたセグメントの考え方として取り入れることで

販売向上に繋がる可能性が高まります。







お役立ち情報

投稿日: 2025年11月28日