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「ターゲット」と「ペルソナ」は似て非なるもの、混同せずに策定することが重要

マーケティング戦略における「ターゲット」と「ペルソナ」は、どちらも「誰に価値を届けるか」を明確にするための概念ですが、似て非なるものとして捉える必要があります。

全体像としては以下の通りです。


■ターゲット:市場細分化により、「特定の集合体」を定めること


■ペルソナ:「具体的な一人」をイメージすること

言い換えるとターゲットは「販売対象の集合体」、ペルソナは「ターゲットの中から具体的な個となる顧客像」となります。


それぞれポイントを解説します。

【ターゲット策定例】

・30〜40代の共働き世帯

・健康意識が高い都市部在住者

・中小企業の経営者

<策定ポイント>

  1. 市場規模と成長性 :十分な需要があるか
  2. 自社との適合性 :強み・ブランド・価格帯と合うか
  3. 競争環境 :自社製品・サービスの市場浸透する余地があるか

【ペルソナ策定例】

『38歳、都内勤務の営業職男性。共働きで夫婦それぞれ家事にとれる時間はないが、できるだけ自炊をしたり食には気をつけたいと考えており、健康管理アプリで食事管理をしている。価格よりも時短と品質を重視する』

実在ではなく、御社製品・サービスを購入することを想定した意思決定や行動を理解するための仮想人物です。

<策定ポイント>

  1. 人口動態(デモグラフィック) 年齢、職業、家族構成など
  1. 心理・価値観(サイコグラフィック) 何を大事にするか、ライフスタイル
  1. 課題・悩み  どんな不満・不便・不安を抱えているか
  1.  購買行動 情報収集方法、購入基準
  1. 利用シーン  いつ・どこで・なぜ使うか

■ターゲットとペルソナの関連性

ターゲット=戦略の方向

 ペルソナ=戦術の具体化

それぞれの位置関係、策定フローイメージです。

●市場(Market)

●ターゲット(集団の定義)

●ペルソナ(想像する代表的な個人)

●具体的マーケティング施策

ターゲットで「アプローチ範囲を決め」、ペルソナで「アプローチ対象者の解像度を上げる」と考える必要があります。
ターゲットだけでは抽象的すぎ、ペルソナだけでは市場妥当性を見出せないことがあります。


■陥りがちな失敗例

●ペルソナ先行:リアルに作りすぎて市場規模が不明、ビジネスとして成立しない

 ●ターゲットだけ設定:「30代女性」など対象が広すぎるため 伝わらない商品になる

 ●複数部署で別ペルソナ:ユーザーの捉え方が社内でバラバラとなり、施策が一貫しない

ターゲットがなければ方向を失い、ペルソナがなければ顧客を見失います。2つを連動させることが、顧客中心マーケティングの基盤となり販売向上の可能性が高まります。

お役立ち情報

投稿日: 2026年04月27日